WordPressサイトを運用していると、「とりあえず表示されているし問題なさそう」と放置してしまいがちです。
ですが、Webの世界では見えないところで日々変化が起こっており、放置しているとセキュリティリスクや表示崩れの原因になってしまいます。
今回は、WordPressの定期更新で「何を、どのように」確認・更新していけばいいのかをわかりやすくまとめました。これから更新作業を習慣にしたい方も、すでに運用中の方も、ぜひ見直しにご活用ください。
–「動いてるから大丈夫」では済まされない、安心運用のための基本チェック–
1. プラグインとテーマの更新チェック
- 確認頻度:週1回〜月2回がおすすめ
- 更新方法:ダッシュボード → 「更新」または「プラグイン」画面から確認
- 注意点:バージョンによっては不具合が起きることもあるので、更新前にバックアップを!
ポイント:不要なプラグインは停止・削除を検討
使っていないプラグインは、攻撃対象になるリスクも。シンプルな構成にしておくと安心です。
更新を怠ると、既知の脆弱性を悪用されたり、他のプラグインと競合を起こす可能性があります。 特にセキュリティ関連の更新は、攻撃を未然に防ぐ大切な対策です。
2. WordPress本体のバージョン確認
- 確認頻度:毎月チェック
- 更新方法:ダッシュボード上部の通知から
- 注意点:メジャーアップデートの際は、対応するプラグインやテーマとの互換性を確認
小規模な更新(マイナーアップデート)は自動更新にしておくのも◎
自動更新の設定方法や詳細については、WordPress公式ガイド「自動更新について」をご参照ください。
自動化によって手間が減る一方で、予期せぬ不具合を避けるために定期的な確認も併せて行うのがおすすめです。
3. サイトの表示チェック
- 確認頻度:月1回程度
- 確認方法:PC・スマホでトップページ、投稿記事、問い合わせフォームなどを目視確認し、実際に操作してみる
- チェック項目例:
- 表示崩れがないか
- 画像が表示されているか
- ボタンやリンクは機能しているか
- 問い合わせフォームや購入フォームなどの送信が正常に行えるか
Google Chromeの「シークレットモード」や他ブラウザでも確認すると発見しやすいです。
4. バックアップが正常に行われているかの確認
- 確認頻度:月1回+更新前
- チェック方法:
- プラグイン(UpdraftPlusなど)のログ確認
- 自動バックアップの日時と保存先の確認
- 定期的にバックアップ内容から戻せるかの確認もすると◎
もしものトラブル時に「戻せない!」とならないように。
5. セキュリティ状況の見直し
- 確認頻度:四半期に1回程度
- 確認方法:
- ログイン履歴や不正アクセスログを確認
- セキュリティ系プラグイン(Wordfenceなど)の設定を再確認
- ログインURLの変更(例:/wp-login.php を別URLに)
- 管理者権限のユーザーが適切かを確認し、不要な権限を持つユーザーがいないかチェック
パスワードや2段階認証、不要ユーザーの削除などもこの機会に。
続けるためのコツ:スケジュール化とツール活用
- Googleカレンダーやタスク管理ツールで「更新日」を定期登録
- MozCheckのような診断ツールで状態を定期確認し、自動チェックの仕組みを導入すると安心です
まとめ
チェック項目 | 頻度目安 | 備考 |
---|---|---|
プラグイン・テーマ更新 | 週1〜月2 | バックアップしてから |
WordPress本体更新 | 毎月 | 自動更新も検討 |
表示確認 | 月1 | スマホも忘れずに |
バックアップ状況確認 | 月1+更新前 | 保存先もチェック |
セキュリティ設定見直し | 四半期に1回 | ユーザー管理も |
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