WordPressサイトを運用していると、「普段は問題なく動いているから大丈夫」と思い込んでしまいがちです。しかし実際には、気づかないうちにセキュリティリスクや表示速度の低下、SEO上の不備が潜んでいることも少なくありません。
MozCheckは、そんな見落としやすいポイントを自動でチェックし、気づきを与えてくれる無料の診断ツールです。
今回は、MozCheckの診断で明らかになる「見落としがちなポイント」を3つ、セキュリティ・パフォーマンス・SEOの観点からご紹介します。
1. セキュリティ:WordPressのバージョンが古いまま
WordPress本体の更新は、セキュリティの基本です。しかしMozCheckでは、以下のような状態が頻繁に見受けられます
- 自動更新が無効になっている
- 古いバージョンのまま数ヶ月以上放置されている
- 開発環境でアップデートを止めていたまま公開してしまっている
これにより、既知の脆弱性が残った状態でサイトが公開されていることになります。
悪意あるアクセスやマルウェア感染のリスクが高まるため、必ず最新のバージョンを保ちましょう。
🛠 MozCheckでは、以下を自動診断
- WordPress本体のバージョンチェック
- 自動更新のON/OFF確認
2. パフォーマンス:画像の最適化不足
ページ表示が遅いと、訪問者の離脱を招くだけでなく、検索順位にも影響します。
MozCheckでは、以下のような画像関連の設定不備を検出します
- lazy-load属性が設定されていない
width
/height
属性が指定されていない画像が多い- 不要に大きな画像をそのまま掲載している
これらはすべて、ページ読み込み速度の低下につながる要因です。
見た目には分かりづらいため、診断での可視化が有効です。
🚀 MozCheckでのチェック内容
- 画像のlazy-load設定
- width / height 属性の有無
3. SEO:タイトルやメタ情報の未設定
MozCheckでは、検索エンジンに正しく評価されるための基本設定も診断します。
以下のようなSEOの基本項目に不備が見つかることもあります
- titleタグが未設定、またはページの内容と一致していない
- meta descriptionが空欄のまま
- ページにH1タグが複数存在
これらは検索結果でのクリック率や評価に直結する要素です。簡単な見直しで改善できることが多いため、まずは現状を確認しましょう。
🔎 MozCheckで確認できる項目
- titleタグとmeta descriptionの有無・文字数
- H1タグの数
- サイトマップやrobots.txtの有無
MozCheckは「気づける診断」から「継続改善」へ
MozCheckの無料診断は、こうした“うっかり見逃し”や“つい放置”の改善点に気づく第一歩**となります。
さらに、プレミアムプランでは定期的な再診断や自動通知によって、問題の早期発見と継続的な対策が可能になります。
まずは自分のサイトがどのような状態にあるのか、MozCheckで確認してみてください。
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